みなさんこんにちは!
今回は秩父鉄道についてです。
秩父鉄道とは
秩父鉄道は、秩父本線と三ヶ尻線の2路線を所有する鉄道会社です。
秩父本線
秩父本線は、羽生駅と三峰口駅との間を結ぶ71.7kmの路線です。
熊谷~秩父間を開業していた上武鉄道が社名変更をしてうまれた秩父鉄道が、羽生~熊谷間を開業していた北武鉄道を合併した後に、秩父~三峰口間を開業しました。
羽生~寄居間と寄居~三峰口間で大きく特徴の異なる路線であり、羽生~寄居間は関東平野のなかを通りますが、寄居~三峰口間では山地に入り、荒川沿いを走ります。
西武秩父線との直通運転を行っており、かつて東上線・高崎線・八高線との直通運転を行っていた時期もありました。
貨物輸送も担う路線ですが、詳細は次の三ヶ尻線の項に記述することとします。
三ヶ尻線
三ヶ尻線は、武川駅・三ヶ尻駅・熊谷貨物ターミナル駅との間を結ぶ7.6kmの路線です。
貨物線ですので、旅客輸送は行っていません。
太平洋セメント熊谷工場への石灰石輸送で活躍する路線であり、影森(秩父本線)~三ヶ尻間で貨物列車が設定されています。
熊谷貨物ターミナル~三ヶ尻間では、太平洋セメント熊谷工場への石炭輸送を担う石炭列車も運行されていましたが、太平洋セメントが石炭輸送をトラックに切り替えたため、2020年3月14日に運転を終了しました。この区間は2020年12月31日に廃止予定です…
秩父鉄道秩父本線乗車記
羽生駅
こちらは秩父本線の起点、羽生駅。東武伊勢崎線も乗り入れている駅です。
ここから秩父鉄道に乗車していきます!
乗車する車両は7800系。元東急8090系です。
熊谷駅
こちらは熊谷駅。上越新幹線や高崎線も乗り入れるターミナル駅です。
留置線には7000系が2編成止まっていました。
列車の発車時刻まで少々時間があったので、改札を出てみることに。
こちらは北口(正面口)。
画像中央にある付近にある銅像は、熊谷直実(くまがいなおざね)という人物の像だそうです。
熊谷という地名が熊谷氏の苗字の由来となっているそうです。
小前田駅
こちらは小前田(おまえだ)駅。
面白い名前の駅として有名ですね!
親鼻駅・荒川橋梁(親鼻鉄橋)
こちらは親鼻駅。
列車を降りると、反対側のホームに石灰石列車がいました!
秩父鉄道に乗るからにはぜひ見ておきたいと思っていた列車なので、とても嬉しかったです!
さて、なぜこの駅で下車したかといいますと、荒川橋梁(親鼻鉄橋)に行きたかったからです!
しかし、いざ行ってみると、橋梁付近の河原への立ち入りが禁止されていました…
国道140号に架かる橋から撮影することはできたものの、かなり遠くて電線が邪魔ですね…
長瀞観光・長瀞駅
ここからは気を取り直して長瀞観光を行っていきます。
長瀞といえば、ライン下りや宝登山などが有名ですが、今回はあまり時間がなかったので、それらはパスし、荒川沿いを歩くだけにしました。
かなり険しい道が続くので、訪れる際は運動靴を履いていきましょう。
良く撮れた写真を何枚か載せておきます。
こちらは岩畳。紅葉のシーズンということもあるせいか、多くの観光客がいました。
岩畳通りも賑わいをみせていました。
筆者は電車に乗り遅れそうになっていたので、岩畳通りでグルメを楽しんだりする時間は当然なく、あっさり通り過ぎます。
長瀞駅に到着しました。長瀞駅は関東の駅百選にも認定されている駅です。
ここから再び秩父鉄道に乗車します。
三峰口駅
秩父本線の終点、三峰口駅に到着しました。
長瀞駅同様、三峰口駅も関東の駅百選に認定されています。
秩父鉄道ではSLパレオエクスプレスという列車を運行しています。三峰口駅はSLパレオエクスプレスの乗り入れる駅であるため転車台があります。
次の電車で折り返すこととします。乗車する列車は7500系ラグビーワールドカップ2019ラッピングトレインです。
御花畑駅
御花畑駅に到着しました。これにて秩父鉄道の旅は終了です!
(次に乗る列車の発車時刻が迫っていたので、写真を撮っている暇がありませんでした…)
御花畑駅からは西武鉄道に乗り換えることが可能です。
約500m離れた場所に西武秩父駅があります。
秩父鉄道のおトクなきっぷ
秩父鉄道では、おトクなきっぷを3種類発売しています。
そのなかで、今回筆者が秩父鉄道の旅を行うにあたり利用した、秩父路遊々フリーきっぷについて記述します。
秩父路遊々フリーきっぷ
秩父鉄道全線が一日乗り放題となるきっぷです。
値段は1470円です。
このきっぷがお得かどうか検証していきます!
秩父路遊々フリーきっぷはお得?
乗りつぶし(羽生~三峰口~御花畑)
羽生~三峰口間を乗り通した場合の普通運賃は1070円です。
三峰口駅に接続路線はないため、大半の方は西武鉄道との乗換駅である御花畑駅まで折り返すこととなるでしょう。
三峰口~御花畑間の普通運賃は450円なので、羽生~三峰口~御花畑というように乗車した場合の普通運賃は1520円となり、50円得ということになります。
途中下車をせずに、乗りつぶしのみを行うのであれば、さほどお得感はないですかね。
筆者の乗車したルート
筆者の乗車したルートは以下の【表1】の通りです。
乗車区間 | 普通運賃 |
---|---|
羽生~熊谷 | 510 |
熊谷~親鼻 | 800 |
長瀞~三峰口 | 680 |
三峰口~御花畑 | 450 |
合計 | 2440 |
合計運賃が2440円なので、970円得ということになります。
観光を楽しみながら乗車するのであれば、かなりおトク感のあるきっぷです!
その他のおトクなきっぷ
秩父路遊々フリーきっぷの他には、ぶらり!秩父・長瀞おでかけきっぷ・ながとろ満喫きっぷが発売されています。詳しくは秩父鉄道ホームページをご覧ください。
まとめ
今回は秩父鉄道について紹介しました!
秩父鉄道を利用して、秩父・長瀞観光を楽しんでみてはいかがでしょうか?
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